基底率の無視:確率を見落とす思考の癖
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トベルスキー & カーネマン(Tversky & Kahneman)寄稿者
内気な司書
トムは内気で、本が好きで、とても几帳面です。トムは司書でしょうか、それとも農家でしょうか。
多くの人は、典型的な司書のイメージに合うため「司書」と答えます。しかし、もし農家の人数が司書の20倍いるなら、統計的にはトムが内気な農家である可能性のほうが高くなります。
人は、物語としてわかりやすい特徴を重視し、母集団の比率を軽く見てしまいます。これが基底率の無視です。
医学検査の例
ある病気が1,000人に1人の割合で発生するとします。検査の精度は99%。あなたは陽性でした。実際に病気である確率はどれくらいでしょうか。
直感的には99%に見えますが、正解はかなり低くなります。1,000人のうち本当に病気の人は1人。健康な999人のうち約10人も偽陽性になるため、陽性者は合計約11人。そのうち本当に病気なのは1人なので、およそ9%です。
印象的な情報ほど、全体の比率と一緒に見る必要があります。
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トベルスキー & カーネマン(Tversky & Kahneman)
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