コブラ効果:逆効果を生むインセンティブ
ホ
ホルスト・ジーベルト(Horst Siebert)寄稿者
コブラ農場
イギリス統治下のデリーで、政府はコブラを減らすため、死んだコブラに報酬を出したと言われています。すると一部の人々は、報酬を得るためにコブラを飼育するようになりました。
政府がこれに気づいて制度をやめると、飼育者たちは価値のなくなったコブラを放ちました。結果として、コブラの数はむしろ増えてしまいました。
これが**コブラ効果(Cobra Effect)**です。意図しないインセンティブが、解決策そのものを問題に変えてしまう現象です。
実際の例
- プログラミング: 生産性を「コード行数」で測ると、不要に長いコードが増えます。
- 教育: 点数だけを報酬にすると、理解より暗記や抜け道探しが強化されます。
- 組織運営: 対応件数だけを評価すると、難しい問題を避ける動機が生まれます。
二次的思考
ルールや報酬を導入する前に問いましょう。「人々はこの仕組みをどう利用し、どう抜け道にするだろうか」
人はインセンティブに敏感です。良い意図だけでは、良い結果は保証されません。
ホ
ホルスト・ジーベルト(Horst Siebert)
編集部OIYO編集部は、経済・法律・生活・自己理解のテーマを一次資料と公開統計で検証してまとめます。すべての記事は出典を明記し、定期的に見直して正確さと実用性を保ちます。