ファイナンスMay 20, 2026約3分

日本の所得税完全ガイド 2024 — 税率・控除・計算方法を徹底解説

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Oiyo寄稿者

日本の所得税完全ガイド 2024

日本では毎年給与から所得税が天引きされますが、「なぜこの金額?」と感じている方は少なくないはずです。このガイドでは、令和6年度(2024年)の最新情報をもとに、所得税の仕組みを基礎から丁寧に解説します。


1. 所得税の仕組み

所得税は 個人の所得に対してかかる国税 です。サラリーマンの場合は毎月の給与から源泉徴収され、年末調整で過不足を精算します。

令和6年度 所得税 キーファクト
7
税率区分数
5%〜45%の7段階
48万円
基礎控除
所得2,400万円以下の場合
2.1%
復興特別所得税
基準所得税額に上乗せ
55万円
給与所得控除 最低額
年収162.5万円以下
195万円
給与所得控除 最高額
年収850万円超
最大38万円
配偶者控除
配偶者の年収103万円以下

2. 給与所得控除の計算

給与所得控除とは、給与収入から差し引くことができる必要経費相当額です。令和6年度の計算式は以下のとおりです。

給与所得控除額の一覧(令和6年度)
구분年収区分控除額の計算式
〜162.5万円162.5万円以下55万円(一律)
〜180万円162.5万円超 180万円以下年収 × 40% − 10万円
〜360万円180万円超 360万円以下年収 × 30% + 8万円
〜660万円360万円超 660万円以下年収 × 20% + 44万円
〜850万円660万円超 850万円以下年収 × 10% + 110万円
850万円超850万円超195万円(上限)

計算例(年収500万円の場合)

  1. 給与所得控除: 500万円 × 20% + 44万円 = 144万円
  2. 給与所得: 500万円 − 144万円 = 356万円
  3. 基礎控除: 48万円
  4. 課税所得: 356万円 − 48万円 = 308万円

3. 主な所得控除の種類

所得税を計算する前に、給与所得からさらに控除できる項目があります。

主な所得控除の比較
구분控除名控除額・条件
基礎控除誰でも適用48万円(所得2,400万円超は段階的に減額)
配偶者控除配偶者の合計所得48万円以下最大38万円(本人所得900万円以下の場合)
扶養控除16歳以上の扶養親族38万円〜63万円(年齢・同居により異なる)
社会保険料控除支払った社会保険料全額全額控除(厚生年金・健康保険等)
医療費控除年間医療費が10万円超超過分(最大200万円)
生命保険料控除生命保険・個人年金・介護保険各最大4万円(合計最大12万円)

4. 所得税率区分(7段階)

課税所得が確定したら、以下の超過累進税率を適用します。

所得税率ブラケット(令和6年度)
195万円以下 5 %  — 基本税率5%
195万円超〜330万円以下 10 %  — 税率10%(控除9.75万円)
330万円超〜695万円以下 20 %  — 税率20%(控除42.75万円)
695万円超〜900万円以下 23 %  — 税率23%(控除63.6万円)
900万円超〜1,800万円以下 33 %  — 税率33%(控除153.6万円)
1,800万円超〜4,000万円以下 40 %  — 税率40%(控除279.6万円)
4,000万円超 45 %  — 最高税率45%(控除479.6万円)

計算例の続き(課税所得308万円)

  1. 195万円 × 5% = 9.75万円
  2. (308万円 − 195万円)× 10% = 113万円 × 10% = 11.3万円
  3. 合計基準所得税額: 9.75万円 + 11.3万円 = 21.05万円
  4. 復興特別所得税: 21.05万円 × 2.1% = 0.44万円
  5. 年間所得税合計: 約21.49万円

5. 復興特別所得税

2013年から2037年まで、基準所得税額に 2.1% が上乗せされます。これは東日本大震災の復興財源として設けられた特別税で、所得税の源泉徴収時に自動的に加算されます。


6. 確定申告が必要なケース

以下に該当する場合、年末調整だけでは税務処理が完結せず、確定申告が必要です。

  • 給与収入が 2,000万円超
  • 副業(給与以外)の所得が 20万円超
  • 2か所以上から給与を受け取っている
  • 住宅ローン控除の初年度(2年目以降は年末調整で対応可)
  • 医療費控除・雑損控除などを受ける場合
  • 年の途中で退職し年末調整未実施

まとめ

日本の所得税は、給与所得控除 → 各種所得控除 → 超過累進税率の適用 → 復興特別所得税加算という流れで計算されます。自分の課税所得と実効税率を把握することで、ふるさと納税やiDeCoなど節税手段の効果を正確に見積もることができます。

手取り額のシミュレーションには日本の給与手取り計算機をご活用ください。

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Oiyo

編集部

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