経済学•第1章•約1分•最終更新 2026年9月24日

経済数学 — 関数・微分と経済への応用

O
Oiyo寄稿者
1/5

経済数学 — 微分は限界を書き表す文法である

この科目は微積分の入門ではない。大学で導関数を学んだ人が、需要・費用・利潤の式でどの導関数がどの経済量なのかをもう一度固定する。積分は第2章、制約は第3章、動学は第4章、行列は第5章である。

1. 限界は平均ではない

需要がQ=100−2PQ=100-2Pなら、価格が1ウォン上がるごとに数量は2単位減る。関数が線形なので、この傾き−2-2はある一点だけでなくどこでも同じである。総費用がTC=10+6Q+Q2\mathrm{TC}=10+6Q+Q^2(万ウォン)なら、

限界費用
MC = dTC/dQ = 6 + 2Q
Q=4でMC=14万ウォン。平均費用ATC=TC/Q=10/Q+6+Qは、Q=4で12.5万ウォン。限界と平均は食い違う。

Q=4Q=4でもう1台作る費用は14万ウォンであって、これまでの平均12.5万ウォンではない。第2節の利潤のルールが平均ではなく限界を使う理由である。

弾力性は、単位を消した導関数である。

点弾力性
ε=(dQ/dP)⋅(P/Q)\varepsilon = (dQ/dP)\cdot(P/Q)
Q=100-2P、P=20ならQ=60、ε=-2×(20/60)=-2/3。|ε|<1なので、この点では値上げが売上を増やす。

売上はTR=P⋅Q=20×60=1200\mathrm{TR}=P\cdot Q=20×60=1200である。価格が21ならQ=58Q=58、TR=1218\mathrm{TR}=1218に増える。非弾力的な区間の計算と合っている。

2. 利潤最大化は1階と2階をあわせて見る

π=TR−TC\pi=\mathrm{TR}-\mathrm{TC}、TR=40Q\mathrm{TR}=40Q、TC=10+6Q+Q2\mathrm{TC}=10+6Q+Q^2なら、π=34Q−Q2−10\pi=34Q-Q^2-10である。dπ/dQ=34−2Q=0d\pi/dQ=34-2Q=0からQ=17Q=17で、d2π/dQ2=−2<0d^2\pi/dQ^2=-2<0なので極大である。MC=6+2Q\mathrm{MC}=6+2Qが価格40と交わる点と同じである。

連鎖律は合成された生産にそのまま使われる。Q=F(K(t))Q=F(K(t))ならdQ/dt=F′(K)⋅K′(t)dQ/dt=F'(K)\cdot K'(t)である。資本が時間とともに変わるとき、産出の変化は限界生産と投資の積になる。第3章の最適化につながる。

導関数が指す経済量
式導関数名前
TC(Q)TC'MC
TR(Q)TR'MR
Q(P)Q'·P/Q需要の価格弾力性
U(x,y) = 一定dy/dx = -Ux/Uy無差別曲線の傾き(−MRS)

確認問題

TC=100+20Q+Q2\mathrm{TC}=100+20Q+Q^2(万ウォン)、P=80P=80万ウォンの競争企業の最適数量は? MC=20+2Q=80\mathrm{MC}=20+2Q=80からQ=30Q=30である。このときATC=100/30+20+30≈53.3\mathrm{ATC}=100/30+20+30≈53.3万ウォンなので、1台あたりの利潤は約26.7万ウォン、総利潤は800万ウォンである。平均費用が最小の点ではなく、P=MCP=\mathrm{MC}の点で選ぶ。

参考資料

  • Alpha Chiang and Kevin Wainwright, Fundamental Methods of Mathematical Economics, ch. 6–9
  • Carl Simon and Lawrence Blume, Mathematics for Economists, ch. 3–5
  • MIT OpenCourseWare, 14.01 Principles of Microeconomics
O

Oiyo

編集部

OIYO編集部は、経済・法律・生活・自己理解のテーマを一次資料と公開統計で検証してまとめます。すべての記事は出典を明記し、定期的に見直して正確さと実用性を保ちます。