経済学•第3章•約1分•最終更新 2026年9月24日

経済数学 — 制約付き最適化とラグランジュ乗数

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Oiyo寄稿者
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経済数学 — 制約があるとき、導関数だけでは足りない

制約がなければ∇f=0\nabla f=0が1階条件である。予算や資源の制約があれば、その境界に沿って動かなければならない。ラグランジュ法は制約を価格のように扱う技法である。複数の人が同時に選ぶナッシュ均衡や混合戦略は、ミクロ経済学のゲーム理論で扱う。この章は一人の意思決定者の極値だけを扱う。

1. 乗数は、制約1単位あたりの目的関数の価値である

max⁡u=xy\max u=xy s.t. 2x+y=122x+y=12。L=xy+λ(12−2x−y)L=xy+\lambda(12-2x-y)。

1階条件
y=2λ,x=λ,2x+y=12y=2\lambda,\quad x=\lambda,\quad 2x+y=12
λ=x、y=2x。予算に代入すると2x+2x=12で、x=3、y=6、λ=3。予算が13ウォンになれば、効用は約3増える。

x=3,y=6x=3, y=6でu=18u=18である。予算が13ウォンならx=3.25,y=6.5x=3.25, y=6.5、u=21.125u=21.125で、増分3.125はλ=3\lambda=3の近似と合う。これがMUx/Px=λ\mathrm{MU}_x/P_x=\lambda、つまり消費者理論の1ウォンあたりの限界効用である。

2. 不等式と非負制約があれば、端点が解になる

KKTは、等式のラグランジュ法に、余裕のある制約の相補性を加える。ある財の1ウォンあたりの限界効用がほかの財より低ければ、その財の消費は0で止まる。「いつも内点で接する」は、正の消費を仮定した特殊な解である。

一人が選ぶときに使う道具
道具制約解が教えること
1階条件なし停留点の候補
ラグランジュ法等式境界上の極値とλ
KKT不等式・非負どの制約が効いているか

2階条件は、ヘッセ行列が負定値(最大)かどうかを見る。1階条件だけを満たして鞍点を利潤最大と読めば、生産量を逆に選んでしまう。第1章の平均と限界の区別と同じである。

時間が加わると、同じ1階条件が微分方程式になる。その定常状態の安定性は第4章で扱う。

確認問題

予算が12ウォンから18ウォンへ50%増えると、線形近似では効用がΔu≈λΔm=3×6=18\Delta u \approx \lambda \Delta m = 3 × 6 = 18だけ増えるように見える。実際にはx=4.5,y=9x=4.5, y=9、u=40.5u=40.5で22.5増え、新しい乗数はλ=x=4.5\lambda=x=4.5である。この効用関数ではλが所得とともに大きくなるので、線形近似は小さな変化にしか使えない。50%は小さくない。

参考資料

  • Alpha Chiang and Kevin Wainwright, Fundamental Methods of Mathematical Economics, ch. 12
  • Carl Simon and Lawrence Blume, Mathematics for Economists, ch. 18–19
  • Harold Kuhn and Albert Tucker, “Nonlinear Programming,” Proceedings of the Second Berkeley Symposium on Mathematical Statistics and Probability (1951)
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Oiyo

編集部

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