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進捗 4/5
経済数学 — 動学と安定性
経済数学 — 静学的な最適は、時間が加わると微分方程式になる
比較静学は、ある点から別の点へ跳ぶ。動学は、その間の経路を実際にたどるのか、定常状態に戻ってくるのかを問う。マクロの成長理論がこの文法を使う。
1. 1階線形方程式の解と安定性
でなら、であり、でに向かう。なら発散する。符号が安定性を分ける。
ソロー・モデルで1人あたり資本はに従い、定常状態ではである。、、なら、から、である。なら貯蓄が減耗と人口による希釈を上回っては上がり、なら下がる。
定常状態
貯蓄で積み上がる量と、希釈・減耗で失われる量が等しくなる資本水準。黄金律は、消費を最大にするsを別に選ぶ。
黄金律はである。上の数字でなら、である。は黄金律より小さいので、貯蓄率を上げれば定常状態の消費は増えうる。逆に過剰貯蓄なら、貯蓄を減らしてはじめて定常状態の消費が増える。
2. 位相図は矢印であって、係数ではない
の区間との区間を分ける点が定常状態である。図がきれいだからといって係数を読んだことにはならない。線形化の括弧が負であることが局所安定の条件である。収穫逓減ならなので、は自動的に成り立つ。上の例ではである。
| 問い | 静学 | 動学 |
|---|---|---|
| 貯蓄率が上がれば | k*が大きくなる | kがk*に向かう速さ |
| ショックの後 | 新しい均衡点 | 経路が振動するか単調か |
| 政策 | 長期の水準 | 移行期の世代の消費 |
最適制御(ハミルトニアン)は、この章の次の敷居である。消費と貯蓄のオイラー方程式がその1階条件である。入門の乗数とは別の層にある。
確認問題
貯蓄率が20%から30%に上がると、新しいは? から、である。1人あたり消費は、でだったのが、貯蓄率が上がった瞬間にに下がり、が9に近づくとまで上がる。長期の水準だけを見て「貯蓄の増加は常に得だ」とは書かない。移行経路の世代が費用を払う。
参考資料
- Robert Solow, “A Contribution to the Theory of Economic Growth,” QJE (1956)
- Alpha Chiang and Kevin Wainwright, Fundamental Methods of Mathematical Economics, ch. 14–15
- MIT OpenCourseWare, 14.02 Principles of Macroeconomics
O
Oiyo
編集部OIYO編集部は、経済・法律・生活・自己理解のテーマを一次資料と公開統計で検証してまとめます。すべての記事は出典を明記し、定期的に見直して正確さと実用性を保ちます。