経済学•第4章•約1分•最終更新 2026年9月24日

国際貿易論 — 比較優位の数理的応用と交易条件

O
Oiyo寄稿者
4/5

国際貿易論 — 比較優位を生産と消費の問題として解く

第1章と第2章では、比較優位の原理と貿易モデルを紹介した。この章では、生産時間のデータから相対価格の範囲と貿易の利益を計算する。要は絶対的な生産性ではなく、ある財を一つ多く作るときにあきらめる別の財の量である。

1. 単位労働投入量から機会費用を計算する

韓国はチップ1個に4時間、小麦1単位に2時間が必要で、オーストラリアはそれぞれ12時間と3時間が必要だとする。

生産技術と機会費用
国チップ1個の労働小麦1単位の労働チップ1個の機会費用
韓国42小麦2
オーストラリア123小麦4

韓国は両方の財で絶対的な生産性が高いが、チップの機会費用のほうが低いので、チップに比較優位がある。オーストラリアは小麦の機会費用がチップ3/12=0.253/12=0.25個で、韓国の2/4=0.52/4=0.5個より低い。

2. 国際相対価格は二つの機会費用の間になければならない

チップ1個の国際価格が小麦3単位なら、韓国は国内で小麦2をあきらめてチップを作り、小麦3と交換する。チップ1個あたり小麦1を余分に得る。オーストラリアは国内でチップを作るなら小麦4をあきらめなければならないが、貿易なら小麦3を渡せばよいので、小麦1を節約する。

相互に利益のある交易条件
2<PチップP小麦<42<\frac{P_{\text{チップ}}}{P_{\text{小麦}}}<4
境界では一方の国が貿易に無差別になり、範囲を外れると少なくとも一方の国は自給生産を選ぶ。

3. 貿易は消費可能集合を生産可能集合の外に広げる

韓国の労働が40時間なら、自給自足の生産可能線は4C+2W=404C+2W=40である。チップに完全特化すれば10個を生産する。国際価格がチップ1個あたり小麦3なら、チップ4個を輸出して、チップ6個・小麦12を消費できる。この組み合わせには4×6+2×12=484×6+2×12=48時間が必要なので、自給の生産可能集合の外にある。

これは生産可能集合の拡大ではなく、消費可能集合の拡大である。生産技術そのものがすぐに良くなったわけではない。

4. 相対賃金は生産性と貿易パターンとともに決まる

韓国の賃金をwKw_K、オーストラリアの賃金をwAw_Aとする。チップの生産費はそれぞれ4wK4w_Kと12wA12w_A、小麦は2wK2w_Kと3wA3w_Aである。韓国がチップを、オーストラリアが小麦を生産するには、次の範囲が必要である。

特化が維持される相対賃金
124>wKwA>32⇒1.5<wKwA<3\frac{12}{4}>\frac{w_K}{w_A}>\frac{3}{2}\quad\Rightarrow\quad 1.5<\frac{w_K}{w_A}<3
韓国の賃金が生産性の優位に比べて高すぎればチップの競争力を失い、低すぎれば両方の財をより安く生産することになる。

多数財モデルでは、相対賃金が与えられると、生産性の優位が大きい財から一方の国が生産し、輸送費と非貿易財が境界を動かす。

5. 計算機が示さない条件

인터랙티브 비교우위 계산기

A국 (Country A)
B국 (Country B)
분석 결과: 기회비용 및 비교우위
A국의 X재 기회비용0.50 Y
B국의 X재 기회비용0.80 Y
X재 비교우위: A국
A국 Y재 기회비용2.00 X
B국 Y재 기회비용1.25 X
Y재 비교우위: B국

次の章では、二国間貿易の重力方程式と、中間財が国境を何度も越える付加価値輸出を計算する。

確認問題

国際価格がチップ1個あたり小麦4に上がり、範囲の境界に張りつくと、利益は誰に行くか。韓国は40時間でチップ10個を作り、4個を輸出して小麦16を得て、チップ6個・小麦16を消費する。この組み合わせには4×6+2×16=564×6+2×16=56時間が必要なので、価格が3のとき(48時間)よりさらに外に出る。オーストラリアは小麦4を渡してチップ1個を買っても自分で作っても同じなので、貿易に無差別である。交易条件が一方の国の機会費用に近いほど、利益はもう一方の国に集まる。

参考資料

O

Oiyo

編集部

OIYO編集部は、経済・法律・生活・自己理解のテーマを一次資料と公開統計で検証してまとめます。すべての記事は出典を明記し、定期的に見直して正確さと実用性を保ちます。