会計学•第2章•約1分•最終更新 2026年9月24日

財務諸表分析 — 財務比率:流動性・安全性・収益性・効率性

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Oiyo寄稿者
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財務比率は、二つの数字の関係で会社の特徴を要約する。この章では、第1章のFA社の20X2年の財務諸表で、代表的な比率を四つの軸に分けて計算する(単位:億ウォン)。収益性比率の分解は第3章、回転率の詳しい解釈は第4章に続ける。

1. 流動性:短期の支払能力

流動性比率(20X2年末)
比率式FA社
流動比率流動資産 ÷ 流動負債400 ÷ 200 = 200%
当座比率(流動資産 − 棚卸資産)÷ 流動負債200 ÷ 200 = 100%
現金比率現金 ÷ 流動負債50 ÷ 200 = 25%

流動比率200%は伝統的に良好とみなされる。しかし流動資産の半分が棚卸資産なので、当座比率は100%である。在庫が売れなければ短期負債の返済はぎりぎりになる。在庫を現金に換える速度が遅い業種ほど、当座比率をあわせて見る。

2. 安全性:長期の支払能力とレバレッジ

安全性比率
比率式FA社
負債比率負債 ÷ 純資産500 ÷ 500 = 100%
自己資本比率純資産 ÷ 資産500 ÷ 1,000 = 50%
借入金依存度借入金 ÷ 資産(80 + 300) ÷ 1,000 = 38%
インタレスト・カバレッジ・レシオ営業利益 ÷ 支払利息144 ÷ 24 = 6.0倍

負債比率は買掛金のような営業上の負債まで含むので、利息を払う負債だけを見るには借入金依存度を使う。インタレスト・カバレッジ・レシオ6倍は、営業利益で利息を6回払えるという意味である。韓国銀行は、この比率が3年連続で1未満の企業を限界企業に分類している(第7章)。

3. 収益性:資産と資本の収益率

ROAとROE
ROA=当期純利益平均総資産=96(900+1,000)/2≈10.1%,ROE=当期純利益平均純資産=96(450+500)/2≈20.2%\text{ROA} = \frac{\text{当期純利益}}{\text{平均総資産}} = \frac{96}{(900 + 1{,}000)/2} ≈ 10.1\%, \qquad \text{ROE} = \frac{\text{当期純利益}}{\text{平均純資産}} = \frac{96}{(450 + 500)/2} ≈ 20.2\%
分子は一年間のフローなので、分母も期首と期末の平均を使うのが原則である。期末残高を使うとROA 9.6%、ROE 19.2%と変わる。

ROEがROAの約2倍なのは、資産の半分を負債で調達しているからである。負債が収益率を拡大する財務レバレッジ効果である。債権者の取り分まで含めてROAを計算するなら、分子に税引後の支払利息を足した利益を使うこともある。

4. 効率性:資産をどれだけ効率的に使っているか

総資産回転率は売上高を平均総資産で割った値で、1,200/950≈1.261{,}200 / 950 ≈ 1.26回である。資産1ウォンで売上高1.26ウォンを生む。売上債権・棚卸資産・仕入債務の回転率とキャッシュ・コンバージョン・サイクルは第4章で計算する。

5. 成長性

第1章の趨勢分析で、売上高は20%、営業利益は44%、純利益は55%増えた。資産は11%増えたので、成長に比べて資産の投入は少なかった。成長率は、合併・買収のような一時的要因がないかを確かめ、有機的な成長と分けて見る。

確認問題

FA社が20X2年末に現金40億ウォンで短期借入金40億ウォンを返済していたら、流動比率と当座比率はそれぞれどう変わるか。この取引で会社の実際の支払能力が改善したといえるか。

流動資産は360億ウォン、流動負債は160億ウォンになる。流動比率は225%に、当座比率は(360−200)/160=100%(360 - 200) / 160 = 100\%でそのままである。流動比率が200%から225%に上がったのは、分子と分母から同じ金額を引いたからである。実際には現金が減り、すぐに使えるお金が少なくなったので、支払能力が改善したとはいいにくい。比率が100%より大きいとき、分子と分母から同じ金額を引くと比率が上がるという算術上の効果である。

参考資料

  • Krishna Palepu, Paul Healy and Erik Peek, Business Analysis and Valuation: IFRS Edition, ch. 5
  • 韓国銀行、企業経営分析
  • Stephen Penman, Financial Statement Analysis and Security Valuation, ch. 11
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Oiyo

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