会計学•第4章•約2分•最終更新 2026年9月24日

管理会計 — 総合予算と変動予算:販売予算から現金予算まで

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Oiyo寄稿者
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予算とは、経営計画を数字に置き換えたものである。来年どれだけ売り、そのためにどれだけつくり、材料をどれだけ買い、現金がいつ不足するかをあらかじめ突き合わせてみる。予算は計画の道具であると同時に、あとで実績と比べる業績評価の基準にもなる。差異分析は原価計算第10章で扱った。

1. 総合予算の構造

総合予算は、複数の予算が鎖のようにつながっている。出発点はいつも販売予算である。売る量が決まってはじめて、つくる量が決まるからである。

総合予算の順序
段階予算主な入力
1販売予算予想販売量×販売価格
2製造予算販売量+目標期末製品-期首製品
3原材料購入・労務費・製造間接費予算生産量×単位当たり所要量
4売上原価・販売費及び一般管理費予算製品原価、販売関連の原価
5現金予算上記予算の現金流入・流出の時点
6見積財務諸表見積損益計算書、見積貸借対照表

2. 販売予算と製造予算

BP社の第1・第2四半期の予想販売量は1,000個と1,200個、第3四半期は1,500個である。販売価格は1個10万ウォンである。四半期末の製品在庫は次の四半期の販売量の20%を維持し、第1四半期初めの製品在庫は200個である。

製造予算
生産量=予想販売量+目標期末製品−期首製品\text{生産量} = \text{予想販売量} + \text{目標期末製品} - \text{期首製品}
第1四半期:1,000 + 1,200 × 20% − 200 = 1,040個。第2四半期:1,200 + 1,500 × 20% − 240 = 1,260個。

3. 原材料購入予算

製品1個に原材料2kgが必要で、1kg当たりの価格は1万ウォンである。四半期末の原材料在庫は次の四半期の生産所要量の10%を維持し、第1四半期初めの原材料は200kgである。

原材料購入予算
項目第1四半期第2四半期
生産所要量(生産量×2kg)2,080kg2,520kg
目標期末原材料252kg(第2四半期所要量の10%)第3四半期の生産を基準に決定
期首原材料(200kg)(252kg)
購入量2,132kg—
購入額(1kg当たり1万ウォン)2,132万ウォン—

4. 現金予算

現金予算は、利益ではなく現金の時点を見る。BP社は売上高の60%を販売した四半期に、40%を次の四半期に回収する。前年第4四半期の売掛金のうち第1四半期の回収額は3,500万ウォンである。原材料の購入代金は購入した四半期に50%、次の四半期に50%を支払い、前年第4四半期購入分の未払額は1,000万ウォンである。第1四半期の人件費・経費の現金支出は4,500万ウォン、期首現金は500万ウォン、最低保有現金は1,000万ウォンである。

第1四半期の現金予算(単位:万ウォン)
項目計算金額
期首現金500
顧客からの回収:当期売上分10,000 × 60%6,000
顧客からの回収:前期売上分3,500
原材料代金:当期購入分2,132 × 50%(1,066)
原材料代金:前期購入分(1,000)
人件費・経費(4,500)
借入前の期末現金3,434
最低保有現金に対する余裕3,434 − 1,0002,434

第1四半期は余裕があり、借入れは必要ない。第3四半期のように販売が増える直前の四半期には、生産と材料購入が先に増えて現金が先に出ていくので、黒字の会社でも短期借入れが必要になりうる。現金予算はこの時点をあらかじめ示してくれる。

5. 固定予算と変動予算

固定予算とは、計画した一つの操業度に対する予算である。変動予算とは、実際の操業度に合わせて原価の予算を計算し直したものである。第1四半期の計画は1,000個だったが実際には1,100個売れたなら、変動費が計画より多いのは当然である。業績を評価するときは1,100個基準の変動予算と比べてはじめて、販売量の効果と原価統制の効果を分けられる。

6. 予算編成の方式と行動

  • 増分予算:前年の予算に一定の比率を加える。簡単だが、非効率が引き継がれる。
  • ゼロベース予算:すべての活動をゼロから正当化し直す。徹底しているが、時間が多くかかる。
  • ローリング予算:一つの四半期が過ぎるたびに新しい四半期を付け加え、常に12か月先を見る。
  • 参加型予算:実務担当者が予算編成に参加する。受容性は高いが、予算スラックが生じやすい。

確認問題

BQ社の4月・5月・6月の予想販売量はそれぞれ2,000個、2,500個、3,000個である。月末の製品在庫は翌月の販売量の30%を維持し、4月初めの在庫は500個である。4月と5月の生産量はいくらか。売上高の70%を当月、30%を翌月に回収し、販売価格が1個4万ウォンなら、5月の顧客からの回収額はいくらか。

4月の生産量は2,000+2,500×30%−500=2,2502{,}000 + 2{,}500 \times 30\% - 500 = 2{,}250個、5月の生産量は2,500+3,000×30%−750=2,6502{,}500 + 3{,}000 \times 30\% - 750 = 2{,}650個である。5月の回収額は、5月の売上高1億ウォンの70%である7,000万ウォンと、4月の売上高8,000万ウォンの30%である2,400万ウォンを合わせた9,400万ウォンである。

参考資料

  • Charles Horngren, Srikant Datar and Madhav Rajan, Cost Accounting: A Managerial Emphasis, ch. 6
  • Ray Garrison, Eric Noreen and Peter Brewer, Managerial Accounting, ch. 8
  • Jeremy Hope and Robin Fraser, Beyond Budgeting
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