原価計算 — 製造原価の流れと製造原価報告書
商品売買企業の棚卸資産は商品一つだけである。製造企業には棚卸資産が三段階ある。まだ投入していない原材料、生産中の仕掛品、完成した製品である。原価はこの三つの棚卸資産を順に通って売上原価になる。第1章の原価分類がこの流れのどこに入るかを、勘定と報告書で確かめる。
1. 原価の流れ
| 段階 | 入ってくるもの | 出ていくもの |
|---|---|---|
| 原材料 | 期首原材料+当期仕入 | 生産に投入(直接材料費)、間接材料として製造間接費に投入、期末原材料 |
| 仕掛品 | 期首仕掛品+直接材料費+直接労務費+製造間接費 | 完成品(当期製品製造原価)、期末仕掛品 |
| 製品 | 期首製品+当期製品製造原価 | 販売(売上原価)、期末製品 |
各段階で入ってきたものは、出ていったものと残ったものに分かれる。すべての棚卸資産勘定は同じ式に従う。
2. 製造原価報告書
製造原価報告書は仕掛品勘定を表に展開し、当期製品製造原価を示す。損益計算書はこの金額を受けて売上原価を計算する。
MM社の当期の資料である(単位:万ウォン)。期首原材料50、原材料仕入300、期末原材料40で、原材料はすべて直接材料として使う。直接労務費は200、製造間接費は150である。期首仕掛品80、期末仕掛品90、期首製品120、期末製品100である。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 直接材料費 | 50 + 300 − 40 | 310 |
| 直接労務費 | 200 | |
| 製造間接費 | 150 | |
| 当期総製造費用 | 310 + 200 + 150 | 660 |
| 期首仕掛品 | 80 | |
| 期末仕掛品 | (90) | |
| 当期製品製造原価 | 660 + 80 − 90 | 650 |
| 期首製品 | 120 | |
| 期末製品 | (100) | |
| 売上原価 | 650 + 120 − 100 | 670 |
当期総製造費用(660)は今期新たに投入した原価で、当期製品製造原価(650)は今期完成した製品の原価である。期末仕掛品が期首より10増えた分だけ両者が異なる。この会社の素価は万ウォン、加工費は万ウォンである。
3. 間接材料と間接労務
実際には、原材料の一部がねじや潤滑油のように製品に追跡しにくい間接材料として使われる。工場の清掃員や修理工の賃金は間接労務費である。どちらも直接材料費や直接労務費ではなく製造間接費に入る。原材料の出庫額310万ウォンのうち30万ウォンが間接材料だったなら、直接材料費は280万ウォン、製造間接費は180万ウォンとなり、当期総製造費用660万ウォンはそのままである。
4. 勘定で見る流れと仕訳
原材料を生産に投入すると(借)仕掛品(貸)原材料、製品が完成すると(借)製品650(貸)仕掛品650、販売すると(借)売上原価670(貸)製品670である。製造間接費はまず製造間接費勘定に集めてから仕掛品に配賦する。この配賦を実際の発生前に予定配賦率で行う方法が第3章の個別原価計算である。
確認問題
NN社の当期の売上原価は1,200万ウォン、期首製品は180万ウォン、期末製品は230万ウォンである。期首仕掛品は100万ウォン、期末仕掛品は140万ウォンで、直接労務費は350万ウォン、製造間接費は直接労務費の80%である。当期の直接材料費はいくらか。
製品勘定から、当期製品製造原価は万ウォンである。仕掛品勘定から、当期総製造費用は万ウォンである。製造間接費は万ウォンなので、直接材料費は万ウォンである。
参考資料
- Charles Horngren, Srikant Datar and Madhav Rajan, Cost Accounting: A Managerial Emphasis, ch. 2
- Ray Garrison, Eric Noreen and Peter Brewer, Managerial Accounting, ch. 2
- 韓国会計基準院、企業会計基準書第1002号「棚卸資産」(加工費)
Oiyo
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